枠順別の成績を見て「好枠だ」「死に枠だ」等言われることが多々あるけど、その枠が良い枠になるか悪い枠になるかは馬の特徴や並びにもよるから一概には言えないよね
— カリメロ@穴馬スナイパー (@chan_calimero) 2018年4月9日
イメージとしてはこんな感じ。
【内枠が良い】
・前に壁を作ることで折り合える馬
・馬群に入れることで闘争心が湧く馬
・立ち回りが上手くロスなく走りたい馬
・イン伸び馬場【内枠が悪い】
・揉まれ弱い馬
・砂被ると下がってしまう馬
・大飛びで窮屈な競馬になると走り辛い馬
・イン荒れ馬場— カリメロ@穴馬スナイパー (@chan_calimero) 2018年4月9日
競馬をしている方なら多少は気にしたことがあると思う「枠順別成績」。
例えばダービーが行われる東京2400mは内枠が有利と有名ですが、揉まれ弱い馬が内枠に入ってしまったら好枠を活かせないワケですよね。
この記事では、
- 内枠に入ると良い馬や馬場
- 外枠に入ると良い馬や馬場
それぞれの特徴を解説していこうと思います。
内枠に入ると良い馬や馬場の特徴
- 前に壁を作ることで折り合える馬
- 馬群に入れることで闘争心が湧く馬
- 立ち回りが上手くロスなく走りたい馬
- イン伸び馬場
前に壁を作ることで折り合える馬
レースを見ていると、たまに外でめちゃめちゃかかってる馬がいますよね。
そんなかかりやすい・折り合いがつきにくい馬でも、内枠に入ると前に壁ができてピタっと折り合える馬がいます。
この場合は外枠に入ることはマイナスでしかありません(それかジョッキーがうまく内に潜り込ませる必要が出てくる)。内枠に入ることで、外だと無駄に消費してた体力が温存され有利にレースを運ぶことができます。
馬群に入れることで闘争心が湧く馬
馬群の外にいると凡走するけど、内に入った途端闘争心が満ち溢れてくる……そんな馬にとっても内枠は有利になることがあります。
少し古いですが、ヒットザターゲットという馬はこの典型的な例ですね。
「外でスムーズだと気が抜けちゃう。馬群にもまれているほうが断然ファイトを出すんです。それに抜けた馬がいたほうが実は競馬がしやすい。単勝万馬券を出した京都大賞典(2013年)はゴールドシップがいたけど、今年の主役はモーリス。皆がそれを目掛けて脚を使う中で、コイツは自分の競馬をするだけですから。昨年もあと10メートルあれば差し切っていた内容。今年も最後にひょいっとね」
内枠に入ったときの成績がズバ抜けていることは、競馬ファンにとっては常識と言っても過言ではないくらいでした。
立ち回りが上手くロスなく走りたい馬
コーナーをすいすいまわってこれるような、立ち回りのうまい馬がいますよね。
そんな馬は内をスルスルとまわって上がっていく競馬が理想なので、内枠が有利になります。
立ち回りがうまく、でもちょっと距離が長いかな……っていう馬が内枠に入ったとき。ロスなく運んだら最後まで体力が持って残っちゃった(勝っちゃった)なんてパターンも多くあるので、注意して馬の特徴をチェックしてみてください。
イン伸び馬場
- 開幕週で馬場がキレイ(=単純に最内はロスがない)
- 雨上がり馬場(=内側から乾く)
こんな条件のときは、インが伸びたり、外よりもインが良かったりします。
単純にそのままのポジションで内のポジションを取れる馬が有利になりますよね。
外枠に入ると良い馬や馬場の特徴
- 揉まれ弱い馬
- 砂被ると下がってしまう馬(ダート)
- 大飛びで窮屈な競馬になると走り辛い馬
- イン荒れ馬場
揉まれ弱い馬
馬群に入ると途端にやる気をなくしてしまう馬もいます。
そんな馬は外でのびのび走らせるのがぴったり!
もちろん内枠からうまく外に出せる騎手なら良いのですが、乗り替わりで馬の特徴をつかんでない騎手だったりすると、出たなりで外のポジションを取れる外枠が良いですよね。
砂被ると下がってしまう馬(ダート)
ダート馬での話ですが、砂を被るとやる気をなくしてしまう馬も多いです。
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大飛びで窮屈な競馬になると走り辛い馬
ストライドの大きな馬は、馬群に入ると窮屈になってしまいます。
無理に内に入れるよりも、のびのびとその馬のペースで走らせた方が良かったりします。
イン荒れ馬場
- 開催終盤で馬場が荒れている
こんな条件のときは、外よりの方が伸びやすかったりします。
単純にそのままのポジションで外側の位置を取れる外枠が有利になりますよね。
【まとめ】好枠・死に枠は馬の特徴や馬場によっても変わる!
イメージとしてはこんな感じ。
【内枠が良い】
・前に壁を作ることで折り合える馬
・馬群に入れることで闘争心が湧く馬
・立ち回りが上手くロスなく走りたい馬
・イン伸び馬場【内枠が悪い】
・揉まれ弱い馬
・砂被ると下がってしまう馬
・大飛びで窮屈な競馬になると走り辛い馬
・イン荒れ馬場— カリメロ@穴馬スナイパー (@chan_calimero) 2018年4月9日
もちろんデータは今までのレースの積み重ねであるため、枠順による有利・不利はあると思います。しかし、こんなパターンもあるよってことを頭に入れてみてはいかがでしょうか。